崩落の絆 (25)
「ツヴァイ、傷つけてもいい。だが絶対に殺すな。プロイェクトの実行には絶対にヌルが
必要だ。いかにお前が力を持とうとお前の血では、冷血動物(カルトブリュータァ)は作り
出す事ができん」
「さて、どうだろうね。彼は最強の冷血動物(カルトブリュータァ)なのだから。僕と言え
ども、殺す事が精一杯かもしれないな。フィーやドライとは違うのだから」
 ツヴァイは口元を歪ませると、その瞬間誠也に向けて走り出していた。
 黒い羽根をその背に広げて、そして右手に黄色い鞭を構え、左手をぎゅっと握る。刹那、
微かに脱力感を感じていた。フィーから奪った力、死を呼ぶ力白い灰(ヴァイスアッシェ)
だろう。わずかに舌打ちする。誠也には白い灰(ヴァイスアッシェ)の力を奪う能力は効果
はないに等しいが、それでも放たれた灰そのものを受ければ死は免れないだろう。
 しかしツヴァイの能力は底が知れなかった。一度に複数の力を生みだし操る事はかなり
の潜在力が必要だ。誠也でも同時に術を使えば、かなりの力を消耗する。ツヴァイにして
も楽な作業だとは思えないが、少なくとも見た目の上では楽に使いこなしているのは事実
だ。連携でこられたなら、かなりの苦戦を強いられる。
「白い灰(ヴァイスアッシェ)」
 ツヴァイが呟いた瞬間、誠也は後ろに飛びすざって避ける。同時に放たれるだろう黄色
い蛇からの一撃に備えて。
 そして白い灰が――――舞い上がらない。ツヴァイの左手には白い灰は振るわれていな
い。
「蒼の装弾(ブラオレーデン)」
 そしてフィーから奪った蒼い装弾を解き放っていた。
「ちぃっ」
 降り注ぐ蒼い流星を避けようと身を翻す。しかし予想外の攻撃に避けきれず、微かに光
が誠也の裾口に触れる。
 ヴヴン、とにぶい音が響いて。続いてしゃららららっと金属が崩れるような音が続く。
「ぐぅっ」
 誠也の右の二の腕が、わずかにしかし確かにえぐられていく。丸く綺麗な形に。
 そして一瞬の時をおいて、噴水のように真っ赤な鮮血が吹き出していた。
 次の瞬間、誠也はぴくりともせずに手のひらに火の塊を生み傷口を埋める。止血と消毒
をかねて。じゅうと肉の焦げる嫌な臭いが漂う。
「冷静だね、傷ついても。でもその腕は少なくともこの戦いの間はもう使いものにならな
いだろ。君の術(クンスト)は腕を媒介にして放たれるものが多い。すなわち術も奪われた。
違うかい」
 ツヴァイは小さく笑みをこぼしながら、その右手を誠也に向ける。いつでもとどめを刺
せると。
 誠也は何も答えない。傷ついた右腕をだらりとたらして、それでも目だけはツヴァイか
ら離さなかった。
 ツヴァイの言う事は当たっていた。銀の息吹も、金色の槍も右手を媒介にして使う技だ。
腕を振るった瞬間に初めて力を放てるのだ。もっともそれは美咲の白い灰、あるいはツヴ
ァイの黄色い鞭にしても同じだったが、どちらにしても誠也が力を奪われた事には違いな
い。術を使う際の動作や、技の名を叫ぶ事も力の発動には欠かし難い条件の一つだから。
ん必ずしも必要と言う訳ではないが、無ければ力が発動しない事や思わぬ方向に向かう事
もある。
 もちろんこれでもう力が使えないという訳ではない。他にも術はもっている。だがその
どれもがツヴァイに通用する力かと言われれば心許なかった。抗える力がない訳ではない
ものの。
「別に君の腕を狙った訳じゃないんだけど。運も実力のうちってね。その腕でまともには
動けないだろ。素直に降参した方がいいよ。死んだら、もう恨みも晴らせないしね」
 ツヴァイは両堂へと一瞬だけ目線を送る。だが両堂は何も答えない。その場でじっとた
たずんでいるだけだ。
 両堂だけなら殺せるか。誠也は自問自答を繰り返す。しかしいつまでたっても、その可
能性に辿り着かなかった。今の状態でツヴァイより早く動ける勝算がなかった。
 降るべきか。誠也の心は機械のように計算しているだけ。確かにツヴァイの言うとおり、
今の誠也は打算的に考えるだけだ。ツヴァイに殺されたなら目的は果たせないと。
 目的。そう考えた瞬間、誠也は思わず苦笑していた。何を考えているのだと。両堂を憎
ましく思うのは、人としての心ゆえに。それなのに割り切って考える自分の心が、自分で
も理解できなかった。僕達はそう創られたというツヴァイの言葉通り、感情がどこか足り
ないのだろう。不意に思う。
 それでも誠也は人でありたいと、人である事を望んでいた。心を、想いを取り戻したい
と。しかしその方法ももうわからない。だけど。
「それに、君を連れ帰らないとドライの紅色の宝石が手に入らないんだよ」
 ツヴァイが呟いた言葉。その瞬間、誠也は張り裂けんばかりに叫んでいた。確かに人の
心を取り戻して。
「美咲に手を出すなっ。お前がそのつもりなら、絶対に止めてやる。美咲だけには、手を
出させない」
 誠也はふと激情が奥深くから生まれてくるのを感じていた。心が、どこからか戻ってく
る。
 美咲。そうだ、美咲はいまも倒れているんだ。あいつだけは守る。守るんだと。美咲は、
自分と同じなのだから。同じ願いを、夢を抱いているのだから。例え自身が冷血動物にし
か過ぎないとしても、美咲には人でいて欲しいから。絶対に美咲の願いだけは叶えてやる
のだと。
「そもそも番号でなんか呼ぶから、人でなくなる。戻ってこい。お前も人だろうっ、井崎
遙」
 ツヴァイの本当の名を叫んで、左手を大きくのばす。
 しかしツヴァイはびくりともその名に反応を示さない。
「無理だね。僕達は人じゃない。僕達は創られた冷血動物なんだよ。人なんかでは有り得
ない」
「そんな事はない。お前だって心を残しているはずだ。精神干渉(ゲヒルンヴェッシェ)さ
え解ければ、元に戻れる。そうだろ」
 誠也はまるですがるように言い募る。自分を傷つけた相手だが、同じ被害者でもある。
ある意味では誠也が加害者だとも言えた。出来れば傷つけたくない。いつのまにか思って
いた。いや誠也自身の心はずっとツヴァイに対しての罪悪感があった。自分の血がツヴァ
イを、遙をゆがめてしまったのだと。
 ただ冷血動物としての精神がその心を思い出さないように封じていただけで。誠也の人
としての心はずっともがき苦しんでいた。
 不意に美咲の澄んだ歌声が、どこかから聴こえた気がした。美咲はあの時、闘っていた
のだ。自分自身を苦しめ、抑えつけてくる力から抜けだそうともがくように。確かに願い
を叶えるために。
 美咲のように。俺ももがいてやる。諦めかけていた心が、それでも強く甦る。
 おそらく美咲が向かおうとしていたのは両堂のいた施設。決着をつけるために向かって
いた。だからこそ、誠也はまっすぐに美咲を追いかける事ができた。行き場所がわかって
いたから、追いかけられた。
 全てに方をつけたい。出来うるならば美咲もツヴァイも、いや遙も人に戻したいから。
「無駄だね」
 しかしツヴァイは冷たく一蹴すると、じっと誠也を見つめていた。
「初めから僕は精神干渉(ゲヒルンヴェッシェ)になんて掛かっていないのだから」
「ほう」
 呟いた声は、誠也のものではなかった。両堂が、ぴくりと片眉をあげて呟いていた。
「ではお前の偏執狂は、精神操作の影響ではないという事か」
「もちろん。そもそも僕は望んで両親を殺めたんだよ。ずっと恨んでいたんだ。彼と同じ
ようにね」
 ツヴァイは振り返り、そして軽く呟く。
「両堂さん、貴方の事も恨んでいるけどね」
 ツヴァイはにこりと微笑む。はっきりと、凍るような笑顔だった。
「それくらい知っている。だが、その変わりにお前の望みは最大限譲歩してやっているだ
ろう。眼球が欲しければ、働く事だ」
「そうだね。じゃあ、働きますか」
 ツヴァイが右手を伸ばそうとした、その刹那。声は響いた。
「させないっ。誠也を、殺させないからっ。白い灰(ヴァイスアッシェ)」
 伝う音と共に辺りから一気に力が奪われていく。
「くぅっ」
「ぐ」
 ツヴァイも、両堂すらも多寡の違いはあれど、その精力が失われているのがわかる。
 だが誠也だけは力が全く奪われていなかった。奪われてもたかがしれているとは言えど、
誠也も白い灰の力からは逃れられないと言うのに。
 白い灰がツヴァイめがけて解き放たれる。その瞬間、しかしツヴァイは大きく後に飛ん
で死を呼ぶ灰から何とか逃れていた。
「ふぅ。危ないところだったよ。君、まだ心が残っていたんだね」
 ツヴァイは小さな笑みをこぼしながら声の主、美咲を見つめていた。
「声が聞こえたから。誠也が、私を呼ぶ声が。聞こえたから。だから」
 美咲は右手を微かに沈んだ顔で眺めて、しかしすぐに向き直る。強い意志を込めた瞳で、
ツヴァイを睨む。
「美咲っ。お前」
 誠也は、何と声をかければいいのか。それすらもわからない。
 もう戻らないと思っていた。壊れてしまったのだと。なのに、美咲はいまここに立って
いる。誠也を救う為に、使わないと決めた白い灰(ヴァイスアッシェ)を使って。
「どうして、力を使ったんだ。人で、人であろうと願っていたんだろ。なら、なぜ」
 力を使って欲しくはなかった。美咲にだけは人のままでいさせてあげたかったから。そ
れも自分を守る為になど。誠也の胸がずきと痛む。力を使わせてしまった自分に。
 しかし美咲は誠也の問いに淡々とした、だけどどこかに温もりを込めた声で答える。
「わかったから。人と、人でないものを分ける場所が。力があっても、なくても。人であ
れるから」
 美咲は静かに呟いて、そして右手を胸の前でぎゅっと握りしめる。
「誰かの為に、何かをしたい。それが人の気持ちなんだって。誠也の声を聞いてわかった
から」
 美咲は静かに呟いて。そして一気に加速する。ツヴァイの元へと。
「ツヴァイっ。私は貴方を止める。誠也を、守りたいから」
 自分の中で出した答。正しいかなんて関係のない、ただ導き出した答。それを信じて、
美咲は走り出していた。
「白い灰(ヴァイスアッシェ)」
 美咲の力が再び発動する。辺りから急速に力を集めていく。
 だがツヴァイは、その場にしっかりと立っていた。いや、元いた位置からわずかにだけ
避けた場所で。
「白い灰(ヴァイスアッシェ)か。確かにこの力は最強の芸術だよ。でも無作為に奪うよう
に見えた力にも、ちゃんと法則があった。さっき君自身が見せてくれたからね。力は螺旋
のように走ると」
 自らが力をふるうようになって、はっきりと捉えたのだろう。白い灰の力の動きを。も
しかすると美咲から放たれる力の流れすらも見えているのかもしれない。
 ツヴァイは呟くと同時にその左手に自らの力、黄色い鞭を生み出していた。
「紅い瞳(レーテプヒレ)」
 同時に美咲の右の瞳が紅く染まる。一気にその身を右方へと飛ばす。その脇すれすれを
黄色い鞭が通り過ぎていく。

「ふふ。いいね、美しいよ。その瞳。はやく、君から……奪いたい」
「させるかぁっ」
 誠也は張り裂かんばかりの声で叫び、ツヴァイへとまっすぐに走り出した。
「誠也、だめっ」
 美咲の制止の声。だけど誠也はそれも聞こえていないかのように、ただ直線的に駆けて
いくだけ。
 美咲を守る。守るんだ。誠也の心の中には、今はそれだけしか残っていなかった。失っ
たと思っていた、だけど最後に残された大切なものを。
「へぇ。君のその目も美しいよ。机に飾ったらさぞかし映えるだろうね。だけど」
 ツヴァイが手を握りしめる。白い灰を生み出していた。微かな脱力感が生まれるが、そ
れすらも構わずに誠也はツヴァイへと向かう。
「美咲にはもう力は使わせない。俺が片を付ける。遙っ。俺は、美咲を守る。あいつが人
であるために」
 傷ついて動かないはずの右手を上げて、その手を大きく払うようにして振るう。
「だから、邪魔をするなら。お前にも容赦しないっ。銀の息吹(ズィルバーアーテム)」
 大きく叫んで。だけど力は放たれない。微かに冷気が漂うだけ。――力を使う為の動き
に満ちていなかったのだ。
「残念だったね。さよなら、ヌル。白い灰(ヴァイスアッシェ)」

「させないっ」
 ツヴァイの声、高く響き、美咲の想いが交差する。白い灰が解き放たれる直前に、美咲
は誠也を大きく突き飛ばしていた。微かにだが白い灰をその身に受けて。美咲の白い肌が
じわじわと腐り始めていく。
「美咲ぃっ」
 誠也が天に届くかというばかりに強く強く名を呼んだ。
「誠也。よかった。無理は、しないで」
 美咲がぼそりとした声で囁く。
「お前の方が無理をしているんじゃないか。なぜっ」
「守りたいから、誠也を守ると決めたから」
 美咲は静かに言って、そして笑っていた。満面の笑顔で。初めてみる顔で。なのに、そ
の声はどこか遠い場所、知らない場所に向かっているような気がして。
「うわぁぁぁっっ」
 誠也は絶叫を。ツヴァイは冷笑を。それぞれに確かに記して。二人は向き合う。
「安心しなよ。あれくらいの量では腐り果てたりしないよ。多少、肌に痕が残るかもしれ
ないけどね」
「うるさいっ。消えろぉっ」
 誠也の声。急激に何かが弾けた。
 傷ついた右手を再び振り上げる。使えないはずの力。だけど、右手は確かにはっきりと
動いていた。
「金色の槍(ゴルトファルベンランツェ)」
 金色の光の槍を、幾本にも打ち込んでいく。無数と言う言葉が何よりも似合うほどに。
「へぇっ。まだ力を残していたんだ。でも無駄だよ。紅い瞳の前には、その程度の技では
不十分だね」
 ツヴァイはこともなげに告げると、無数といわんばかりの光の槍を避け続けていく。
「でも、いちいち避けるのも面倒くさいね。そろそろ方をつけようか。見せてあげるよ。
本当の僕の技をね」
「なに?」
 黄色い蛇はツヴァイの本当の力ではないと言うのか。あれ以上の力を持っていると。ツ
ヴァイの声に誠也は驚きを隠しきれない。今までのように冷静さを保ったままはなくて。
 感情を取り戻していた。それはこと戦闘においては良い事とは言えないだろう。それで
も誠也はいま抱いている心を強く爆発させていたかった。
 美咲を、守りたいという。
「《ファルプロースネーベル》」
 ツヴァイの手が伸びる。刹那、誠也は嫌な予感がして、大きく上空へと飛んでいた。
 シュウン。不可思議な音が響く。
 誠也の目ですらも全く捉えきれなかった。だがその力は、奥の壁に触れて。そのまま全
てが消えた。
 壊れたのではない。崩れたのでもない。文字通り消えたのだ。
「よく、避けたね。まさかかわすとは思わなかったよ」
 ツヴァイの声が軽やかに響く。誠也は屋根の上に飛び乗り、ツヴァイと同じ位置に立つ。
「馬鹿な。お前にそんな力があっただと。お前の技は確かに黄色い蛇(ゲルプシュランゲ)
だった。それ以上の力をどうやって身につけた」
 訊ねていたのは誠也ではなく両堂だった。
 全てを生み出した両堂すらも知らない力を、いつのまに修得したというのだろうか。こ
のツヴァイという男は、どこまで謎を深めれば気が済むというのだろう。誠也は強く歯噛
みする。
「簡単だよ。力はヌルの血から生まれる。だからその血を取り入れただけのこと」
「嘘をつくな。ヌルの血は私が完全に管理している。一滴でも無くなれば、すぐに発覚す
る。それにもはやストックは尽きたに等しい。お前に力を付けさせるほどの量はない」
 両堂は眉を吊り上げ、一歩だけ前へとつめる。
「確かにね。でもヌルだって無から生まれた訳じゃない。その源流を取り入れる事で、僕
の中のヌルの血は新たな変化を起こした」
 ツヴァイの言葉に誠也の肩がぶるぶると震えだしていた。何を言っている、この男はと。
強く強く鼓動が走る。
「まさか。貴様」
「そうだよ。そのまさかさ。彼女の瞳は、他の何よりも味わい深かったよ。君の、母親の
血はね」
 ツヴァイの言葉は誠也の頭にかぁっと血が上がらせる。
 両堂の妻で、誠也の母であった女性。両堂の実験の為に命を落とした人。第二の誠也を
作るべく遺伝子に手を加えられた子を身籠もされて、そして失敗に終わり命を失った一人
の女性。
 ツヴァイはその彼女の遺体から、瞳をえぐり、奪ったというのか。
「そして生まれた。この力。無色の霧。例え君の目が紅い瞳並の力を持っていても、見え
ない力には抗えないだろ」
 ツヴァイの手がすぅと伸びる。
 上か、いや、左か。避ける方向を思案する。しかし目で捉えられない以上、その力の性
質も広さも全く分かりはしない。
 白い灰のように近距離で覆うようにばらなくのか、蒼い装弾のように広範囲に無差別に
撒き散らすのか。それとも黄色い蛇のように自在に操れる力か。それすらもわからない。
「まて、ツヴァイ。ヌルは殺すな。プロイェクトに支障がでる」
「両堂さん」
 ツヴァイの言葉に、両堂はぴたりとその場に止まる。嫌な感覚を捉えていたのだろう。
両堂はそのままま身を翻そうとするが、しかし。
「静かにしていてくれるかい」
 ツヴァイは冷たく呟いて、その瞬間。シュウンと不可思議な音が響く。
「ツヴァ――」
 両堂が何か言いかけた瞬間。その姿は完全に消えていた。
「な。遙っ。お前!」
 誠也は叫んでいた。それ以外には出来なかった。ただ憎しみの矛先が、どこからもいな
くなっていた。
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