不思議の国の異邦人 (06)
「うおおおっ!?」
 高人は大声で叫ぶと、そのまま身を固める。
 操り手のありすがいないホウキは、とんでもない方向にまっすぐに突き進んでいた。
 このまま進めば海の方まで向かって、全員水没してしまうところだった。それを梨花が
思いっきりホウキの柄を叩く事で、何とか方向を変えさせていた。
 しかしもちろん狙った方向にまで進めた訳ではないし、バランスも大きく崩れていた。
ホウキはあわれ住宅街の中へと落ちていく。
 ガシャ!
 大きく音を響かせて、高人は頭からゴミ場捨て場の中に突っ込んでいた。
「うわわわわっ!?」
 その背中に向けて梨花の足が激突していく。梨花は高人の背中の上に立つようにして、
しっかりとたったまま着地していた。かと思うと、その梨花に抱きつくようにして降りた、
玲央の重みが追加されていく。
「ぶぎゅ!?」
 壊れたゴムボールを踏みつぶすような音が響くが、梨花も玲央も全く気にしようとはし
ない。
「みんな無事みたいでよかったな」
「うん、玲央ちゃんも怪我一つしなかったよ」
「俺……身体中が痛いんですけど、つかゴミまみれなんですけど」
 高人はごみだめの中から這いだしながら、たどたどしい声で告げる。
「うわ。高人くん、ゴミ臭い」
「まぁ、まだ生ゴミじゃなかっただけよかったじゃないか?」
 二人の声は心配のしの字も含まれていなかった。
 しかし今更二人にそんな事を言ってみても始まらないのはわかっている。とりあえずそ
の事は気にしないようにして、身体についた埃を払う。
「まぁ、そんなことはいいっ。それより、俺達だけこうして脱出したけど、これじゃあ意
味がないだろ!? あいつは、ありすは大丈夫なのかよ!?」
「それは、わからないな。だがありすは魔法使いだ、一人でもなんとか出来ると思うが」
 梨花は首を傾げて、軽く手を広げていた。
 梨花の言う事も一理はある。だがすでにありすはエルや利根にすらやりこまれていたし、
真理はさらにその上を行く魔法使いのように思えた。あの指先で人を操る力は相当のもの
だと高人は思う。
 ありすは恐らくは真理には敵わない。だとすればありすはどうなってしまうのだろう。
 頭の中で想像を巡らせてみる。
 真理は高人に対する態度、それから囚われの身のありす。
 瞬時に高人の頭の中にピンク色のもやの掛かった世界が繰り広げられた。
「うわわわっ。や、やばいっ。それはやばいって! 放送禁止になっちまうって!?」
 鼻の下を伸ばしながら、にやけた顔を覗かせていた。
 ガン。
 同時に梨花の拳が高人の頭を捉えていた。
「われっ、われるっ!? 頭がわれるっ。頭が痛いっ」
「頭が悪いの間違いだろう。何を考えている、何を」
「い、いや。その。何でもない! それよりもだ。このままじゃあありすが……な目にあっ
てしまう。助け出さないと」
 まだ高人の顔はどこかたるんでいたが、それでも先ほどよりは真剣な目で梨花と玲央の
方を見つめる。その顔に梨花は僅かに眉を寄せていたが、これ以上は特に何も言う気はし
ないようだった。
「そうはいっても玲央ちゃん達だけで、ありすちゃんを助けるなんて無理だよ。魔法が使
える訳じゃないし、それにあの」
 玲央がそこまで呟いた瞬間。背中に冷たい空気を感じ取って高人は思わず振り返る。
 そこには長い黒髪の美しい女性――エルの姿があった。
「いつの間に!?」
 高人は身構えると、エルから少しだけ距離をとるように後ずさる。
 エルが魔法使いだというのは、すでに前に出会った時にわかっている。しかし高人はも
ちろん、梨花も玲央も魔法なんてものは使えない。
「そうね。おおよそ三十秒前からかしら? でもよく気がついたと思うわ。気配は消して
いたつもりだったのに」
 エルは耳元の黒髪を軽く手で流して、にこりと微笑んでいた。その微笑みが今はどこか
恐ろしく感じて、少し足が震えだしていた。
「それにしても」
 呟いてそれから首をかしげる。
「最近の若い子達の間では、ごみを体に張りつけるのが流行っているのかしら?」
 エルの言葉に思わず高人は自分の体を見つめる。
 服の襟やすそ辺りに、まだ紙くずやコンビニの袋などが入り込んでいたままだった。
「そうじゃねえ!?」
「ああ、そうよね。貴方の個人の趣味よね。そんなものが流行ってたら、世も末だと思う
し」
 エルは目を細めて高人を眺めていた。
「違うから!? つか、何のようだよ!?」
 高人は声を荒げながらも、決して警戒を解こうとはしない。
 当然、エルは真理の指示でここにやってきているのだろう。恐らくは高人を再び捕らえ
るためだろうが、もしもそうだとすれば高人はエルに抗う自信はなかった。
 真理は高人が選ばれた力の持ち主だと告げていたが、それは何かの間違いだと高人は考
えている。だから高人にはエルに対抗する力はない。
 しかしエルの答えは、高人の予想から少し外れたものだった。
「もちろん。貴方を連れ戻しにきた――訳ではないの。私は今は任務で動いている訳では
なくて、私の意志で行動しているからね」
 エルは意味ありげな言葉を呟くと、それから高人の方をじっと見つめていた。
「ねぇ、高人くん。貴方のお友達のアリスさんは、恐らくもう真理様に捕らえられている
わ。あの方は特別な力を持っているし、あの館には結界が張ってあるから、簡単な事では
抜け出せない。まぁ、真理様もいきなり空から急襲してくるとは思っていなかったみたい
で、空の結界は甘くて侵入と脱出を許しちゃったみたいだけどね」
 エルはくすくす微笑みながら、どこか涼しげな顔をして呟いている。
「結界を張り続けるのはとても力が必要な事だから、真理様といえど常時完璧にはこなせ
ない。それでも探査の術くらいは簡単に疎外できるはずだったのだけどね。到着があまり
にも早くて、真理様も内心では慌てていたのだと思うわ。さすがはあの子も、腐っても希
代の魔術師エルシア・フロイラの娘ということかしら」
「あ、だからありすちゃんは高人を捜し出せなかったんだ」
 玲央はぽんと手を合わせて頷く。その言葉にエルは怪訝そうな顔を皆へと向けていた。
「あら。ならどうやって、あの館を探し出したの?」
「探し出したも何も、あんたみたいな目立つ人間が、この小さな街でうろちょろしていれ
ばすぐわかると思うのだが」
 梨花は真面目な顔のまま眉を寄せていた。
「あら。私のどこが目立つと?」
 しかしエルは全く自覚していないようで、小首を軽く傾げていた。
「サングラスかけて、そんな腰まで届く黒髪の人間なんて、この街ではあんたくらいしか
おらんわーっ!?」
 思わず高人は、大きな声でつっこみを入れていた。
 彼女は一見まともそうに見えたけれど、決してそうではないようだった。魔法使いとい
うのは、どこかおかしい連中しかいないのだろうか。
「どうして俺の周りにはこんな奴らしかいないんだ!? つうか、俺の平和はどうにある
んだ!?」
「高人くん。諦めなよー。ほら、いうじゃない。類は友を呼ぶって」
 玲央がにこにことした顔で肩に手を置く。

 どうやら玲央は自分が変だという事は認識しているらしく、むしろ顔が嬉しそうにゆる
んでいた。しかし一方高人やエルは心外だとばかりに眉を寄せている。
「誰が類友だぁぁっ!? 俺は認めない! 認めないぞーーーーっ!?」
「そうだぞ、玲央。私も高人と同じ扱いにされるのは非常に遺憾に思う」
 梨花は呟きながら、むしろ別の意味で否定していた。
「いやっ、梨花より俺の方が絶対普通だ!? まともだからっ!?」
 高人が叫んだ瞬間、再び頭に激痛が走る。
「有り得ない」
 殴りつけた拳を強く握りしめながら、梨花は不機嫌そうに顔を歪める。
 そんな様子にエルは少し溜息をこぼして、それからゆっくりと話し始めた。
「まぁ、まともかどうかは置いておくにして。あの子が驚くほどの速さで高人くんを探し
出して、想定外の事態に陥ったのは確かよ。でもだからといって、あの状況で真理様があ
の子を逃がすような事はしない。確実に捉えたはずよ。貴方をもういちどあの館に招待す
る為にね」
 エルは流石に大人の貫禄なのか、類友よばわりされた事も、さらりと流したようだった。
ただし、そんなところで大人の貫禄を見せられても、いまいち大人らしいのかどうかはわ
からなかったが。
「だとして、なんでありすを? ありすがあんた達に敵わなかったのは、さっきも証明し
たばかりだろ。もういちど俺を強引に連れていけば済むことじゃないのか! 俺が目的な
ら、あいつを巻き込むのは筋違いというものだろう!?」
「そうね。あの子一人では私と利根の二人にだって敵わないでしょうね。あの子はセレク
タの持ち主でもないし、才能はあるけれどまだまだ子供だもの。でも、貴方は違う」
 言葉と共にエルの瞳が僅かに光を帯びたような気がして、高人は背中に寒気を感じてい
た。
「貴方は強力なセレクタを持っているの。他人の魔力を増加させる事が出来る力をね」
「魔力を、増加?」
 高人はまるでオウムのように聞き返すと、エルは満足そうに頷く。
「そう。貴方は貴方が望んだ相手の魔力に自分の魔力を足す事が出来る。それも半永久的
にね。つまり貴方が望めば、どんな平凡な魔法使いでも最強の魔法使いへと姿を変える。
アリス・タカトーさんは貴方の霊核を奪い取るといっていたけれど、そんな方法で得られ
る力はごく僅か。貴方のセレクタで得られる力はそんなものじゃあない」
「それで真理が俺を狙っているというのか? 自分に力をつけるために」
 高人は訝しげにエルを見つめるが、エルはすました顔のままゆっくりと頷く。
「ええ、そうよ。真理様は元々から強い力を持っているから、貴方から力を受けとればま
ず敵うものはいない。だから貴方を傍に起きたがっているの」
「なるほど。それは分かった。でもだったら無理矢理、俺を連れてくる事もないだろう。
俺の周りにいる魔法使いはありすだけで、あいつがそんな事を気にしている様子もない。
初めから手荒な真似をしなければよかったんじゃないのか? そうしたら俺も協力する気
になったかもしれない。少なくとも今よりはな」
 高人はエルを睨みつけると、少し声を荒げる。ただこうして話している間にも不安は消
せなかった。いくら力があるとはしても、その使い方は知らない。高人は絶対にエルには
敵わないだろう。
 しかしそれでも高人は下手に出るような事だけはしたくはない。だからエルを睨み続け
ていた。
 ただ当のエルは高人の視線を軽く流すと、くすりと微笑んで髪を軽く手でなびかせる。
「そうね。たぶん真理様も出来るならそうしたでしょうね。あの方は案外優しい方だから。
でも、いまは一刻を急ぐ必要がある。なぜなら敵対してる闇の組織の連中が貴方に目をつ
けているから」
「は?」
 目を点にしてもう一度訊ね返す。闇の組織という突然な単語は、あまりにも耳になじま
ない。
「だから、敵対してる闇の組織の連中が貴方に目をつけているからよ」
「敵対してる闇の組織って、そんな漫画みたいな話」
 呆れた声で告げる高人に、エルは少しだけ苦笑を浮かべていた。
「それをいったら、魔法の力自体が漫画みたいでしょ? でも実際に存在している。案外、
世界っていうのも漫画みたいなものよ」
 エルは淡々と、平然とした顔で告げる。
「だから、あいつらに利用されるよりも早く。貴方の力が必要と真理様は考えた。多少手
荒い歓迎にはなってしまったけど、もとより貴方達に危害を与えるつもりはなかったの。
……真理様にはね?」
「なら、その謎の秘密結社だかなんだかは、俺達に怪我でもさせるっていうのかよ」
 高人は一気に不機嫌そうに表情を崩して、そのままエルを睨みつける。
「そうね。貴方自身には力を手に入れる為に必要な道具だから、何もされないかもしれな
いわね。でも周りにいる子達。そうね、アリスさんやそこの子達には手を出してくるかも
しれない。だからそれを防ぐ意味で、真理様はまず貴方の周りの人間を抑えたのもあるで
しょう。でも、逆に言えば傷つけられたくないなら、私に組みしなさいと半ば脅迫してい
るのでもあるわね」
「……どっちにしたってろくなもんじゃねぇな」
「そうね。でもね、手に入れるつもりならそれが正しいのかもしれないわ。貴方を狙って
いるのは、闇の組織や真理様だけではないもの」
「まだ他にもいるっていうのかよ?」
「ええ、例えば」
 エルの瞳が軽く光ったような気がする。
 零れた笑みは、今までになく妖艶にも見えた。
「私とかね?」
 エルは呟いた瞬間、その手の大きく振るう。
 同時に風が巻き上がり、道路脇の木の葉が舞う。
「なにを!?」
 高人が叫んだ瞬間、すぐに梨花が高人の前へと歩み出ていた。
 梨花の思わぬ行動に、高人は梨花へと意識を奪われていた。
「高人に何をする!? 高人を殴っていいのは私だけだ!」
「梨花!? それも違う!?」
 高人は思わずつっこみを入れるが、もちろん梨花もエルも聞いてはいない。
「梨花ちゃん! だめだよっ、あぶないよ!」
 玲央が叫ぶが、梨花は無言のままで構えを取っていた。
「あら、私と闘うつもりかしら? 魔法使いでもない貴方が、私と対等にやりあえるとで
も?」
「やってみなければわかるまい!」
 梨花はそのまま走り出していく。だがエルは平然とした顔で、いやむしろ憐れみすら含
んだ表情を見せながら首を振るった。
「愚かね。なら霊遣いと一般人の間にどれだけの差があるかみせてあげましょう」
 エルの手が胸の前に引き寄せられる。
 かと思えた瞬間、その手を梨花へと投げつけるようにして一気に向けていた。
「風よ!」
 エルの声に応えて、自由きままに舞い上がっていた風が一点へと収束していく。そのま
ま勢いをつけて梨花へと襲いかかる。
 だが梨花も予想していたのか、全く動じようとはしない。
「その程度の力で、私を止められると思っている方が愚かだ!」
 梨花は声を高らげると、右手の人差し指と中指だけを立てた状態で一瞬だけ目を閉じる。
 高人が何をと思った瞬間には、梨花は鋭く息を吐きつけながら、指先を向かってくる風
へとつきたてていた。
 ザァァァッと激しい音が響いて、そのまま風の流れはまっぷたつへと裂かれていた。
 その指先がどこかぼんやりと光を帯びている事に気が付いたのか、エルは僅かだけれど
その顔に苦笑を浮かべていた。
「そう。貴方は思念遣いというわけね」
 エルは囁くように告げると、振るった腕を再び引き戻す。その瞬間、風が嘘のように止
んで今度はエルの周りに漂い始める。
「一般人ではなかったのね。でも少しばかり思念が使えると言っても、それで私に勝てる
とは思わない方がいいわ」
 エルは右手を垂直に振り下ろす。
 今度は風が真下へと吹き付けるように放たれ梨花へと向かった。
 梨花はそれを後方に飛び退いて避けると、その反動を利用してもういちどエルめがけて
飛び込んでいた。
 高人には分からない世界が繰り広げられている。それは玲央にしても同じようで、あ然
とした顔を向けているだけだ。
 エルの言う思念というのが一体どんなものかはわからなかったが、あるいは中国拳法で
言う気功のようなものだろうか。考えてみれば梨花の馬鹿力は普通ではない。それもこの
思念と言う力があってこそ、発揮出来たのかもしれなかった。
 梨花は拳を一気に突き出す。その拳自体がぼんやりとした光に覆われており、格闘ゲー
ムか何かの必殺技のようにも思える。
 だがエルの身のこなしもただ者ではない。まるで羽が生えているかのように宙に舞うと、
そのまま空中で一回転して後方へと着地していた。
「どうした霊遣い。所詮、あんたは二流の使い手なのか」
 梨花は少し嘲るような口調で告げると、もういちど拳に力を込める。同時に拳はぽうっ
と光を帯びて、次第に輝きを増していく。
「思念を甘くみないで頂こう。思念は気を体にまとい力を増すだけの力ではない!」
 梨花は叫びながら、離れた位置から拳を振るう。もちろん普通であれば当たるはずもな
い。
 だが梨花の拳にまといついた光が、まるで弾丸のように放たれていた。
 エルは始めて微かに口元をゆがめて、左へと大きく飛んだ。
 そのまま右手を頭上に掲げて、足元へと降ろす。
「風よ。私を連れて行って」
 エルが身振りと共に告げた瞬間、風がふわりと舞い起こる。それと同時にエルの体が宙
へと浮かび上がっていた。
「空に逃げたとて無駄だ!」
 梨花は再び拳に光をまとうと、エルめがけて解き放つ。
 光は高速でエルへと向かい、轟音と共にエルの体を包み込んだ。
 玲央が余りのまばゆさに目を覆う。また光とぶつかったせいか、かなり辺りに突風が吹
き荒れている。
「うわぁっ!? 高人くんっ、助けて」
 悲鳴を上げながら、高人の服の裾を掴む。
 高人は思わず玲央を背にしてかばうが、微かに眉を寄せていた。
「いや。お前、俺に頼らなくてもいいだろ!? 別に何があった訳でもねぇ。男だろ!?」
「だって、玲央ちゃん、怖いんだもん」
「あーっ、このおかま野郎が!」
「玲央ちゃん、おかまじゃないもんっ。ただの女装趣味だもん」
 玲央が再び自分を強く主張していた。
 しかしそんな二人のやりとりをよそに、光は次第にまばゆさを落としていく。
 光が消えた後に現れるのは、あちこちが傷つき戦う事も出来なくなったエルの姿――そ
のはずだった。
 だが梨花が覗き込んだ瞬間、風がいくつもの鋭い刃となって梨花を捕らえていく。
「な!?」
 梨花の体が風の刃で舞うように捻られ、地面へと叩きつけられていた。
 幸いな事に多少、衣服が破けてはいたものの、血が噴き出すような事態には陥ってはい
ない。
 しかし梨花のダメージは見た目以上のようで、立ち上がる事すら難しいようだった。
「残念ながら、いくら力が有っても貴方は所詮はアマチュア。プロである私には敵わない。
今の攻撃も風でしっかりガードしていたの。まぁ、その程度で私と戦おうなんて甘すぎる
わね」
 エルは無傷で地面へと降り立つと、転がっている梨花へと微笑みかける。
 だが優しさを滲ませた笑顔が、高人には逆にどこまでも恐ろしく見えた。
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